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あなたの歯は壊されていませんか?
歯のエナメル質の場合、ウ蝕の予防は十分可能なの。ところが象牙質には細菌に対する抵抗力が全くなく自己治癒能力が0なの。それで一度歯を削ってしまうと治癒するどころか早々に再度ウ蝕にかかる可能性が高いのよ。
虫歯は削っても治癒しないどころか、歯を弱体化してしまい、ほとんどの場合、またウ蝕になってしまうの。ということは、一度削るとそこからやたらに新しいウ蝕が生じて、やがてはボロボロになり、やむなく抜歯へと移行し、その歯を失うことともあるの。
別の見かたをすると、象牙質はエナメル質と違って、生体の内部環境つまり生活している生きた組織なのね。そこで象牙質が露出するとそれは正に「創傷(キズ)」そのものなの。その上、自己治癒能力のない象牙質に出来た「傷口」をどう塞いでどう治癒に導くかが重要なのね。虫歯を削らずその虫歯をどうやって硬い元の象牙質に戻すかが大事な事なの。最も重要なことは虫歯になっていても不用意に虫歯に触れたり歯を削ったりしないことね。それは、虫歯は歯の表面から出来てくるのではないのよ。とても不思議なことに歯の表面から少し下(10ミクロンから20ミクロン)から始まるの。
ということは虫歯があっても歯の表面は全く健全なのね。それで初期の虫歯があるからと言って鋭い金属性の器具でつついたり触れたりすると、健全な組織が壊れて元には戻らなくなってしまうのね。もちろん削るなんてもってのほか・・・よ。
それに心配なことは歯を切削するときに起こる熱の問題。歯の中の歯髄(歯の神経)は温度の影響を受けやすく、ほんの少しの温度の上昇で歯髄壊死(歯の神経の死)を招くことになってしまうのよ。
例えば、歯髄は温度上昇が5秒から20秒の間で6℃上がると15%の歯の神経は壊死するの。これを具体的な例を挙げてお話すると、切削(歯を削る)の圧ではフェザータッチ(羽毛のような触れ方)で1.5N(触れるか触れないか)の圧だと5℃上昇し、2.5N(そっと触れる)の圧では7℃、4N(触れる)では8℃も上昇して歯髄はフェザータッチしているのに50%が壊死してしまうの。
エレクトロサージェリーの連続使用では、1秒で7〜8℃上昇し、3秒間で12〜13℃の上昇となり、70%の歯髄は壊死するの。
その上、歯の神経を失うことは大脳の神経の一部を失ってしまうともあり、あなたの身体の健康をもおびやかすこともあるそうよ。
海外の歯医者さんに日本人の口腔内には無髄歯が異常に多いとも言われています。歯髄を不用意にいじられないようにすることと、家庭でのマウスケアーに努め、歯科医院での専門的なマウスケアをやっていただきましょう。もし不幸にして歯にウ蝕(虫歯)が出来たなら、出来るだけ削らずに、神経をいじらないよう、歯の再生やウ蝕の自然治癒が出来るよう歯科医師と相談しましょうね。 |
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