虫歯治療:福岡の歯科 入れ歯(義歯)審美、矯正、歯周病、無痛再生治療、料金(値段)表 「矢野デンタルクリニック」

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院長のプロフィール

うちの院長ってどんな人物なのか、どんな考え方で人、即ち患者様と向き会っているのか。を紹介しましょうね。

これは院長の初期の著書「はい、ごめん」のまえがきより一部抜粋して紹介しましょう。
その本の一部を同時に掲載します。

まえがきより

それは、一九九二年の秋のことでした。私(歯科医)が、その日の診断をまだ続けている午後七時過ぎのことです。

 ある老人病院から顎関節の脱臼で苦しんでいる方がいるとの知らせを受け、急ぎ駆けつけた時のことでした。

 その患者さんの病室に向かう廊下は、すでに保安灯のみとなり、薄暗く、とても不安な雰囲気でした。
その病室に行ってみると、そこは小さな照明のもと、恐ろしいような鎮まりです。

 その鎮まりの中、患者さんの顎の整復もとどこりなく終わり、その足で以前から治療している方々をあちこちの病棟へ訪れ、四方山話をしていると、不意に一人の入院患者さんが、
「先生。この時間(午後八時)になると、ここは死体置き場のようになるとですよ・・・・・・。」と、言うのです。

 私は、身体が引きつるような衝撃を受け、その言葉に何か答えようにも、声を失い息をのんだまま、心の中で、「正にその通りだ・・・・・・」と、思ったのです。

 そこは薄暗い病室に、ベッドが並べられ、それに横たわる人々は、身じろぎもせず、じっと臥せっているのです。勿論、一言の言葉どころか、咳ばらい一つとてありません。

 すでにBGMは止めれており、病室内でテレビを観ることなど、きつく禁じられているようです。

 その湖底の凍るような重い静けさに包まれ、そこに、人が居ることなど消しとんでしまうほどの
鎮まりの中で、皆さんが、どんな思いで眠りについているのかと思うと、哀れみ、悲しみ、憤りといった月並みの言葉を突き抜けた烈しい感情が私の身体を震わせながら、走り抜けていくのです。

 「死体置場のような・・・・・・」、何という言葉でしょう。

  そこが病院の中とはいえ、人が、そのような雰囲気で眠りに就かねばならないとは・・・・・・・。
読者のあなたはどう思いますか。

 その時から私は、この方々が眠りに就く折、その心を少しでも柔らげ、鎮ませるためには、私に何が出来るかと、考えることとなったのです。

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そこで思いついたのが、それら老人の方々がまだ幼い頃、暖かいオレンジ色のランプの明かりに包まれて、お爺ちゃんやお婆ちゃんが語ってくれる昔話や言い伝えを目をキラキラさせながら聞いていたのを想い起こさせ、そっと、その世界へ誘い込むことにより、老人の方々の心をほんの少し柔らがせ、鎮ませてみてはどうかと思ったのです。
  それから私は昔話を創作し、その出来上がった話を録音し、それら老人の方々が就寝する折や、
昼のケアの折に聞いていただこうと思い立ったのです。
  しかし、昔話は出来上がっていくものの、テレビ西日本のアナウンサーに方に見ていただくと、これは、読むための文書で、これを語るのは極度に難しいという忠告を受け急遽その文体を変えてみたのです。その結果がこの本の文体です。
  ところが門外漢の私には出来上がっていく昔話を録音する場所がなかなか見つからないのです。

 それからあちこちとたずね歩いて無為に数ヶ月を経た頃、文学者の故北川昇二さん、FM福岡の深野治さんらのご協力により、FM福岡で、午後十時からスタジオ使用してよいとのお許しを得ることができました。
そこで劇団「夢工房」の女優の近藤誠智子さんが語ってくださることとなり、ミキシングと編集を村元陽一さんが引き受けてくださり、やっと録音が始まったのです。

 何しろ午後十時からのリハーサルと録音です。その終了は、午前四時過ぎまでに及ぶこともあります。それでも、皆さんが集まってくださり、現在、次々と録音が進行しています。
そこで、そのテープを老人病院、特別養護老人ホームで使用いただくようにお願いすることになったのです。

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